サラリーマン必見!?部下や後輩に自発的に動いてもらう方法!

仕事において後輩や部下が自発的動いてくれたら非常に有難い。なんで自分で考えて動けないんだろう。
またやる気やモチベーションをどうやったらうまく上げられるか、、、
なんてことを悩んでいる方は少なくないと思います。
当然、上司や先輩としては後輩や部下の成長がみられたときは嬉しいものですよね。少しでも成長してもらえるように様々な方法で取り組んでるけどなかなかうまくいかない、、、
そこには上手くいかない理由が必ずあります。
そこで後輩や部下が自発的に動くために大切な事について詳しくしていきます!
目次
自分で考えて動く「主体性」を覚醒!?
今あなたの周りに自発的に動けている人はどれくらいいますか?
職場によっては沢山いる場合もあれば、全くいない、ないしは1・2人いるぐらいしかいないという職場もあると思います。
その環境で動けている人はどんな人で、その人に対してあなた自身がどのように接しているでしょうか。
人は無意識のうちに関わる人によって関わり方・態度を変えているケースがあります。
これが一つポイントだったりします。
このポイントを押さえつつ主体性をもって動くために必要なことがあります。
・相手をよく知る
・答えを教えない
・失敗を褒める
この大きく分けた3つの観点を見てみましょう!
相手をよく知る!!
相手をよく知る。言葉の意味はすごくシンプルですが、意識していないとちゃんと知ることは出来ません。
あなたは部下/後輩のことをどれだけ知っていますか?
例えば、Aさんはどんなタイプで、どこをどんなふうに褒めるとやる気があがるのか。どんな趣味を持っていて、、、など
知っている部分もあればもちろん知らない部分はあると思います。
全部を知る必要はありませんが、仕事をするうえで相手がどんな行動や考えを大切にしているかは知っておく必要はあります。
当たり前ですが人はそれぞれ性格・考え方が違います。
考え方や性格が違えば、やる気やモチベーションがあがる要因などももちろん違って、
こちらが良かれと思ってかけた言葉でも響く人もいれば響かない人もいます。
逆に言えば相手がどんなことを大切にしているタイプなのかがわかれば、相手に合わせてかける言葉が変わってくるということです。
ただ実際問題、「私はこれがモチベーションになってます!」とわざわざ上の人にいう人も少ないでしょう。
そうなればやることは一つです。来るのを待つのではなく、やはりこちらからコミュニケーションを取りに行く必要があります。
もしかしたら最初は構えられるかもしれませんが、1日に1回でもコミュニケーションをとっていけば少しずつ相手も自然体になっていくと思います。
話す内容は仕事以外のことでもなんでもいいです。
その日常会話の中で相手が何を大切にしているのかなど上手く感じ取ることが出来れば、声掛けが変わるだけでなく必然的に部下/後輩との距離も近くなり、部下にとっても動きやすい環境づくりが自然とでき、部下/後輩の動きも変わってくるでしょう。
答えを教えない
私たちは人に何か悩みを相談されたりすると、ついつい「これはこうしたら?」や「これはこうでしょ!」と答えを教えがちです。ですがこの答えの中には、マニュアルの正しい答えもあればその人の主観が入った答えもあります。
仕事でよくありがちなのが、自分が今までこういうやり方をして上手くいったからそのやり方を教える。
この答えを教えるという行為自体は自然で決して悪いことではないですし、教えることも実際は必要です。
ですが、教えたけど部下/後輩は教えたことしかできない、その指示がないと動けないということになっていないでしょうか。
元々のその人が育ってきた環境が大きくかかわっていますが、その考えて動けない環境を作り上げている要因の一つとして、
実は上司や先輩が「答えを教える」ことが関与しています。
もちろん右も左もわからない人には教えることは必要です。分からなければできませんからね、、
私がお話ししたいのはこの次のステップです。
簡単な例でお話しすると「効率をよくするためにはどうしたらいいですか?」に対して「〇をするといいよ」と教える。というような状況
こちらが例のように答えると、わかりました!と結局部下/後輩は自分で何も考えないことになります。
これが癖付くと困ったら聞けばいいという思考になってしまい、どうしたら上手く出来るだろうと自分で考える思考がなくなってしまいます。
また場合によっては教えてもらったはいいが、いまいちその答えが腑に落ちなくてその時はそれで実践してみるが、しばらくするとやらなくなる、ということもあります。
このパターンで行くと、少なからずこの人には「こうしたらいいかもしれない」という考えがあるもののいまいち自信が持てなく、それを隠して上司や先輩に確認している可能性が考えられます。
自分で考えていたものと教えてもらったことが一致している場合はハマりますが、考えが違うとその場だけの行動になります。
ではどうするといいと思いますか?
「相手に聴く(質問)をする」事
上の例で行くと「効率をよくするためにはどうしたらいいでしょうか?」に対し「Aさんはどうしたら効率が上がると思う?」と聞いてみます。
それを知りたいから聞いてるんだけどと思う人もいれば、自分の考えがあるけど自信が持てない人はそれを言葉にする機会が与えられます。
前者は自分で考える習慣がない人ですが、そこに考える機会を与えることで少しずつ考えるようになっていきます。
そして後者の場合は、その人の考えを認め、良ければそのままやり方でやらせてみるといいでしょう!
両者とも自分で考えだした答えのため、教えられた答えよりも自分に落ちていることもあり、他人から教わったことよりも行動に移しやすく続きやすいです。
なので相手に考えさせて答えが出たらそのままやらせてみるといいでしょう!
もしその答えが違っていた場合、否定をしてはいけません。「せっかく出した答えなのに結局ちがう」と自信を無くし、自分の考えを相手に伝えることに苦手意識をもってどんどんネガティブに引っ張られてしまうので。
まず違っていたとしても否定せずそこを認めましょう。そのうえで「こうしてみたらよくなるかもだけどどうかな?」と提案をします。
そうするとその提案を踏まえてまた思考を巡らせ、結果相手自身が出した答えとして出てくるのであとは背中を押すだけです!
これを続けていくと部下/後輩は考える習慣はもちろん、自分に自信を持てるようになり行動もきっとかわってくるでしょう。
ただ1点。これは1日2日で変わるものではないので長い目で見ましょう。
失敗を褒める!!
失敗をした時こそ相手を褒めるチャンスであり、部下を覚醒させる大切な部分です。
褒めるという行為。部下/後輩に対してどれだけできているでしょうか。
何か成果が上がったときや、契約を取ってきたとき。
営業でいうと売り上げに直結したときだけにしっかり褒めている。
要は成功した時だけ褒める。成功した時に褒めることは誰でもできます。
では反対に失敗した時はどうでしょう。
失敗をしたときは怒ったり、原因追及したりする。
なんてことはないですか。
人の考え方にもよりますが、失敗=怒られるになると成功のために成果を上げるのではなく、上司に怒られないために成果を上げるという思考に変わっていきます。
正直なお話、失敗したくて失敗する人はいないでしょう。
どうしたら成功できるか考えて行動して、その結果が失敗。
こんな時に、なんで失敗したんだと詰められればやる気と自信をなくします。
なぜなら本人にとってはこれだけやったのになという考えがあるから。
この失敗の時こそチャンスなのです!!
つい結果に目が行ってしまいますが過程に目を向ければいい部分があるはず。
失敗した時は誰もが落ち込みます。
そこに開口一番怒ったり原因追及するのではなく、まず部下がやってきた姿勢であったり、プラン・よかった部分をしっかり褒めてみる。どんなに小さなことでもいいです。
小さい部分を褒められると、部下としてはちゃんと見ててくれたんだと安心し、失敗で落ち込んでいた気持ちも上に向きやすくなります。
更には上司はちゃんと見てくれている人だという信頼感も上がり話を受け入れやすい状態になります。
そして次が「改善点」と「次に向けて」。
ここでこちらから「〇がだめ」「次はこうしなさい」いっては台無しです。
2つ目の答えを教えないを思い出してください。
「さらによくするためにどんなんところを改善するといいかな?」
「次に向けてどんなことに取り組んでみる?」
と考えて答えてもらいます。
そうすることで失敗したのに褒めてもらえたし、次の課題も明確になったから次に進もうという気持ちが湧き出てきます。
失敗したとても小さなことを褒められればそれは自信へとつながるでしょう。
この積み重ねが部下/後輩を覚醒へと導いていくポイントになります。
まとめ
部下や後輩が自発的に動くために足りないものは大きく分けて「自信」と「考える機会」の2つになります。
そもそも自発的に動けないのは、自信の無さから来るものだと思っています。
日本人は自己肯定感が低く、「自信のなさ」=「謙虚」になりがちです。
だからこそ聞かれたら答えを教えるのではなく、相手に考える機会をこちらが与えることが大切。
すぐに成果が出るものではないですが、相手に考えてもらい自身で答えを出してもらい、それを行動に移してもらることで、自分の考えに自信を持てるようになっていきます。
自信を自発的に動いてもらえるように、まずは相手を知ることからスタートしてみましょう!