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社会人必須スキル!コミュニケーション力の上げ方

コミュニケーション力の大切さはおそらくほとんどの方が実感されていると思います。「あの人のコミュニケーション力の高さが羨ましい」とか「私は人み知りで上手く話せない」とか。

コミュニケーションという一つのスキルでも様々な悩みがあります。

そもそもなぜコミュニケーション力が大事なのか。

それは世の中が2人以上の人が関わることで回っているからです。

金八先生も言っていたように人という字は「人と人が支えている」。

物を買う時も、何を買うかではなく誰から買うか。その人の人と成りが他者に伝わるからこそ商品を購入したり、仕事を頼まれても快く引き受けたり。

不愛想で態度の悪い人の頼み事とか引き受けたいと思いませんよね。

今回は社会人にとってこれからより重要視されるコミュニケーション力を上げる方法をご紹介いたします!

目次

コミュニケーション力向上の方法

そもそもコミュニケーション能力が高いとはどのようなものを指すのでしょうか。

おそらく人によって様々な捉え方があると思いますが、ここでは「他者との意思疎通を上手に図る能力」ということで話を進めていきます。

よく言葉のキャッチボールをうまくという表現をする場面が多いですが、能力の高い方は相手の投げたボール(問いかけや話題)に込められた裏のメッセージをくみ取り話を返します。

逆に能力が劣る方は、取りやすいように胸元に投げられたボールに対して、メッセージをうまくくみ取ることなく全然違う場所にボールを投げてしまします。

また汲み取り方を間違えて少しずれた位置に返球します。

身近な例でいえば
A「最近なんだか気分が上がらないんだよね。」(裏:気分が上がらない理由を話したい)

B「そうなんだ、そーゆーときもあるよ。」

A「そうだよね、ありがとう。」

相手の意思をくみ取った場合
A「最近なんだか気分が上がらないんだよね。」(裏:気分が上がらない理由を話したい)

B「確かに最近元気ないよね、何かあったの?」

A「実は、、、、、、、。」

このようにAさんの意思をくみ取り聞くことで会話が続いていきます。


あくまでこれは例ですが、やはり相手の意思をくみ取るということは能力の向上に欠かせないものだということはお判りいただけたかと思います。

これを踏まえて、コミュニケーション力を上げるための方法を下記の3つからご紹介します。

・相手の話をよく聴く
・ミスコミュニケーション
・ラポールを築く

それでは一つずつ見ていきましょう!

相手の話をよく聴く

マインド

「聞く」と「聴く」。同じような意味合いにも感じますが実は全く異なります。

「聞く」とは音や声を耳に感じ認めるもの。簡単に言うとBGM的な意味合いです。

それに対して「聴く」は聞こえるものの内容を理解しようと思って進んできくものです。


誰かと話しているとき、相手が話している最中でも、その話に対してなんて返そうかとか、次は何を話そうかなど自分のアンサーを考えているケースが多くあります。
聴いているようで実は100%聴けていない。

コミュニケーションのポイントは相手の意思を上手にくみ取ること。

くみ取るためにはちゃんと相手の話を聴く必要が出てきます。

自分が何を話そうか考えるのではなく相手の話をしっかりと聴けば自然と話ができるようになるはずです。

ちゃんと聴いていれば相手にとっても「この人は話を丁寧に聴いてくれる」という印象もつき、聴き上手にもなれます。

さらにここで一つプラスアルファで「バックトラッキング」について紹介します。

バックトラックとは「オウム返し」のことです。

A「この前友達と旅行に行ったんだよね」
B「友達と旅行に行ったんだね!」

このような流れで相手が言ったことを繰り返します。

これを使うことで相手はちゃんと自分の話を聴いてくれているんだという安心感を得ることが出来ます。

バックトラックは奥が深いので詳しくはまたの機会で、今回は相手の言ったことを復唱するという比較的簡単な方法をご紹介しました。

相手が話した内容に触れるということが大切だということです。

相手の話を全身で意識的に聴いてみましょう!

ミスコミュニケーション

ミスコミュニケーションとはどういうものなのでしょうか。

一言でいうと「認識のズレ」です。

具体的に説明していきましょう。

まずよくあるのが、ちゃんと言ったのに相手に伝わっていない。というケース。

なぜこのようなことが起きてしまうのか。

それは話し手が自分の体験をもとに相手に言葉にして伝えているだけで、聞き手の受け方とズレがあるからです。

一緒に考えてみましょう。

・「故郷」と聞かれて何を思い浮かべますか?

ちなみに私は周りに川や林など何も無い、広い住宅に囲まれたアスファルト空間を思い浮かべました。

ビルに囲まれた都会をイメージされた方や川や鳥に鳴き声などが聞こえるのどかな場所をイメージされた方もいらっしゃると思います。


このように同じ言葉でも人によってイメージが異なります。

これがミスコミュニケーション。要は認識のズレです。

大前提として、話し手の伝えたい体験と受け手の理解に齟齬(ズレ)があるということを理解しておく必要があります。


そしてこのミスコミュニケーションが起こってしまう要因が3点

・省略
・歪曲
・一般化

例えば先ほどの例の「故郷」の良さを誰かに伝えるとき。

どのくらい時間が必要でしょうか。仮にが5分ほどあれば伝えられるとします。

そうすると故郷ですごした自身の体験を5分ほどに省略してお話をすることになります。

さらにそれが自分というフィルター(自身の体験)を通して歪曲されて相手に伝わる。

これが省略と歪曲。

そして三つ目の一般化。 これは思い込みです。

例えばAのお店の商品が他のお店の商品よりも安いと信じていたとしましょう。

しかし実際は特定の商品に限っての話かもしれません。ですが、過去の体験からAのお店が安いという思い込みがあると、事実でなくてもAのお店が安いと「一般化」(思い込んむ)してしまうのです。

簡単に言うと、いくつかの商品だけが安いだけなのに、イコール他の商品もこの店は安いと思ってしまうということです。

この3点がミスコミュニケーションが起こる要因です。

コミュニケーションがうまくとれていないときは互いの認識にズレがあるからなんだということを一つ抑えることが重要になります。

このズレを修正する方法はいたってシンプルで、相手に確認すればいいのです。

先ほど説明したバックトラック(オウム返し)を使えばきっとうまく解消でき、しっかりとしたコミュニケーションが取れると思います。

なんだかうまくコミュニケーションが取れないとき。

そういうときはもしかしたら、認識にズレがあることが要因かもしれないので少し気を付けてみましょう!

ラポールを築く

コミュニケーションにおいて一番大切な事は何でしょうか。

それは信頼関係です。信頼関係がなければ上辺の会話になり、そこでのコミュニケーションがどんなにいい風に見えても、優れているとは言えません。

これをまず頭の片隅に入れておきましょう。


タイトルにもあるラポールとは信頼関係のことです。

あなたはどんな人に「信頼」を覚えますか?

自分の話を真摯に聴いてくれる人や同じ目線で考えてくれる人など、この人といると心が安心できる、話しても大丈夫そうと感じる人ではないでしょうか。

自分が話したことをいろんな人にぺらぺらと話す人にはなかなか自分の話は出来ないですよね。

つまり、人は心に安心と安全を求めていて、このハードルを越えている人に対して信頼感を覚えます。

さてここから本題ですが、そのラポール(信頼関係)を築くためのポイントを押さえていきましょう。

心理的に近しいと感じたり、空間的にが近いと感じた人に対して安心感を覚えやすくなります。安心感を感じることで心を開き言葉を受け入れやすくなります。

この状態を築いていくための方法はいくつかありますがここでは2つ紹介しましょう。

一つは先ほど説明した「バックトラック」です。
これを活用することで、こちらが「あなたの話をちゃんと聴いていますよ」というサインになり、それを受けてた相手はちゃんと話を聴いてくれているという安心感を得ることになります。

ここでの安心感を得るというのがバックトラックのメリットになります。

仮にバックトラックの解釈を間違えたとしても、相手が修正をかけてくれるのでミスコミュニケーションの防止にもなります。

そしてここでも合わせて使いたいものが「ペーシング」です。

これは相手に合わせるということ。

相手がゆっくり話す人であれば会話のスピードをゆっくりに、早口の人であればテンポよくするなど。

テンポが速い人に話の途中でバックトラックをすると話が折れてしまい、相手にとっては気持ちいいものではなくなってしまうで、相槌をはさみながらタイミングをみて行うことがポイントです。

相手に合わせて上手く活用していくと相手にとって自分は安心できる人だと感じてもらうことが出来、その人とのラポールを築くことが出来ます。

コミュニケーションをうまくしようと思うよりも、ラポールを築いていくために上記の方法を試してみましょう!

まとめ

コミュニケーション

コミュニケーション能力は他者との意思疎通を上手に図る能力のことです。

しゃべりの技術がどれだけよくても、的外れな話だとそれは能力が高いとは言えないでしょう。

相手の意図を図る、くみ取るというのがポイントになるので、

まずは
①相手の話を聴く
②相手が伝えたいことと自分の解釈にズレがないか
③信頼関係を築く

この3つを押さえておきたいですね。

①と②にフォーカスを当ててコミュニケーションをとることで、自然と相手にとってはあなたは安心感のある人だと感じ、ズレを確認する中で会話も生まれます。

この結果として自然と互いの信頼関係が築き上げられていくことでしょう。

もう一度言います。
自分の話をうまくしようとすること=コミュニケーション能力が高いということではないです。

私は話下手だからとかおもわなくてもいいです。

まずは相手をしっかりと見て話しをあなたの全身で聴くことから始めてみましょう!

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